どうも、アチーロテンチョーです!
1月29日(日)の全日本スノーモービル選手権の開幕戦がいよいよ近づいてきました!
残念ながらマシントラブルによりテンチョーは出場できなくなってしまいましたが、実績豊富なベテランライダーや期待の若手ライダーが多数参戦するので、白熱したレースが繰り広げられることと思います。
当日は少しでも多くの人に足を運んでいただきたいのですが、「雪国の限られた人しかやっていないスノーモービルなんてよくわからない」って人もたくさんいるのではないでしょうか?
そこで今回は、【そもそも全日本スノーモービル選手権とは?】や【注目選手や見どころ】などについて解説したいと思います。
この記事を見れば、レースが10倍楽しくなること間違いなし!
ぜひ最後までご覧ください。
全日本スノーモービル選手権とは
MFJ(一般財団法人日本モーターサイクル協会)主催のスノーモービルの全国大会で、毎年1~3月にかけて新潟・青森・北海道で全6戦が行われます。
レースは約20台が一斉にスタートし、周回コースを疾走。
日本のモータースポーツレースで唯一、2ストロークエンジンを搭載したマシンで行われることや、SX-Aクラスと最高峰のプロクラスコースには、大きなジャンプセクションが設置されているので、観ていて楽しい大迫力のレースです!!
約200キロの巨体が雪上を駆け抜ける
スノーモービルメーカーは、ArcticCat(アークティクキャット)、Ski-doo(スキードゥ)、POLARIS(ポラリス)、YAMAHA(ヤマハ)の4メーカーあります。
レース車両は約150~180馬力で、最高速度は時速150キロ以上にも達します。
車両重量はなんと約200キロも!
この巨体がハイスピードで雪上を駆け抜けたりジャンプしたりする迫力はすさまじく、レースの醍醐味でもあります。
最新レーサーマシンのノーマルベース車両。
ここから各ライダーが自分好みの仕様に仕上げていきます。
スノーモービルの仕組みはいたってシンプルで、エンジンの力で後方のキャタピラが駆動することで前進し、前方の2本のスキーで舵を取ります。
ハンドル右側のレバーがスロットル(アクセル)で、左側に付いてるレバーがブレーキです。
この記事の後半にも書きますが、パドックエリアを無料で見学できるので、ぜひ間近でご覧ください。
ランクや年齢によって出場クラスが分類
全日本スノーモービル選手権は、ランクや年齢によって分類された「SX-Pro」クラス、「A級SX-A1」クラス、「B級SX-B1」クラス、「ジュニア」クラスなどがあります。
国内最高峰クラス「SX-Pro」クラス
参加資格 | 国内最高峰のクラス。 前年度、SX-Proシリーズランキング15位以内のライダー、A級SX-A1シリーズランキング1~3位までライダー、過去3年以内にSX-Proシリーズランキング3位以内のライダーのみのが出場可能。 |
ゼッケンカラー | 赤地に白文字 |
レース時間 | 15分+1周 |
コース | 1周約800~1000メートルのコースに、ジャンプセクションやコーナーやリズムセクション(フープス)などがレイアウトされている。 |
SX-Proを目指す若手ライダーが揃う「A級SX-A1」クラス
参加資格 | B級SX-B1シリーズランキング1~3位以内に入ったライダー、A級SX-A1クラスへ昇格したライダーが出場可能。 |
ゼッケンカラー | 青地に白文字 |
レース時間 | 15分+1周 |
コース | 1周約800~1000メートルのコースに、ジャンプセクションやコーナーやリズムセクション(フープス)などがレイアウトされている。 |
MFJスノーモービル競技ライセンス取得者が出場できる「B級SX-B1」クラス
参加資格 | MFJスノーモービル競技ライセンスを取得すれば出場可能。 |
ゼッケンカラー | 白地に黒文字 |
レース時間 | 10分+1周 |
コース | 1周約800~1000メートルのコースに、コーナーやリズムセクション(フープス)などがレイアウトされている。 |
将来プロを目指す「ジュニア」クラス
参加資格 | MFJスノーモービル競技ライセンスを取得した12歳~15歳のライダーが出場可能。 |
ゼッケンカラー | 黒地に白文字 |
レース時間 | 10分+1周 |
コース | 1周約800~1000メートルのコースに、コーナーやリズムセクション(フープス)などがレイアウトされている。 |
これら4クラスの他に、「A級SX-A2」クラス、「MFJ Open Cup」クラス、「スノークラス200」クラスがあります。
国内最高峰「SX-Pro」クラスの注目ライダー
国内最高峰の「SX-Pro」クラスに参戦する注目ライダーを3名紹介します。
松野 元 選手 (チームASTRO with ACHERO )
名前 | 松野 元(まつの はじめ) |
出身地 | 長野県(中野市) |
年齢 | 38歳 |
職業 | 自営業 |
使用マシン | Ski-doo |
ゼッケン | 14番(赤地に白文字) |
主な戦歴 | 2015年スーパークラス(現・SX-Pro)年間シリーズランキングチャンピオン |
2019年から本格参戦を見送っていたものの、2021年に自らのチーム(ASTRO Snocross Racing Team)を立ち上げて再始動。コロナの影響により2018年ぶりの本格参戦となります。
松野選手はマシンセッティングやトレーニングに対するストイックさと、ライディングセンスとライン取りの良さが持ち味。
今季の仕上がりも良く、2015年以来の王座奪還なるか、注目です!
村上 雅紀 選手
名前 | 村上 雅紀(むらかみ まさき) |
出身地 | 青森県 |
年齢 | 32歳 |
職業 | 会社員 |
使用マシン | POLARIS |
ゼッケン | 1番(赤地に白文字) |
主な戦歴 | 2020年SX-Pro年間シリーズランキングチャンピオン |
直近に行われた2020全日本スノーモビル選手権のチャンピオンである村上選手。
コロナ禍により3年ぶりの開催となる今大会も、優勝候補と予想!
佐々木 雅樹 選手
名前 | 佐々木 雅規(ささき まさき) |
出身地 | 北海道(帯広) |
年齢 | 37歳 |
職業 | 自営業 |
使用マシン | Ski-doo |
ゼッケン | 2番(赤地に白文字) |
主な戦歴 | 2016年、2017年、2018年、2019年スーパークラス(現・SX-Pro)年間シリーズランキングチャンピオン |
過去4度も年間シリーズランキングチャンピオンに輝いた、経験と実績が豊富な佐々木選手。
今シーズンの仕上がりに注目!
期待の若手が続々登場する「A級SX-A1」クラスの注目ライダー
「A級SX-A1」クラスは、国内最高峰クラスに昇格を目指す期待の若手が多く出場します。
その中でも今大会、注目の3選手を紹介します。
竹内 寿斗 選手 (ファームかずとSnowcross Racing Team)
名前 | 竹内 寿斗(たけうち かずと) |
出身地 | 長野県(信濃町) |
年齢 | 26歳 |
職業 | 自営業 |
使用マシン | ArcticCat |
ゼッケン | 18番(青地に白文字) |
主な戦歴 | 2018年A級クラス(現・SA-A1)年間シリーズランキング2位 2019年SX-Proにて参戦の経験あり |
過去にSX-Proに参戦していた竹内選手は、冷静さと安定した走りが持ち味ですが、ジャンプも得意!
A級SX-A1クラスは、竹内選手を軸にレースが進んでいくと思います。
高橋 瑠維 選手 (HYBRIGE POWER SPORTS )
名前 | 高橋 瑠維(たかはし るい) |
出身地 | 北海道(斜里郡) |
年齢 | 21歳 |
職業 | 学生 |
使用マシン | Ski-doo |
ゼッケン | 4番(青地に白文字) |
主な戦歴 | 2019年A級SX-A1年間シリーズランキング4位 |
期待の若手ライダーの一人である21歳の高橋選手は、体力があり果敢に攻めるライディングが印象的。
若手らしい、アグレッシブな走りに期待です!
阿久津 成一選手 (ASTRO with ACHERO )
名前 | 阿久津 成一(あくつ せいいち) |
出身地 | 福島県(会津) |
年齢 | 31歳 |
職業 | 自営業 |
使用マシン | Ski-doo |
ゼッケン | 19番(青地に白文字) |
主な戦歴 | 2012年、13年、17年スーパークラス(現・SX-Pro)年間シリーズランキング2位 |
過去に最高峰クラスでチャンピオン争いを繰り広げたベテランの阿久津選手。
6年ぶりに全日本選手権にスポット参戦する今回、若手ライダーに交じりどのような走りを見せてくれるのか、ベテランライダーの魅せるライディングにも注目です。
※ゼッケンの番号は、前シーズンのシリーズランキングの順位で決定。
例:前シーズン、シリーズランキング1位の場合、次年度はゼッケン『1』となります。
会場内での楽しみ方
全日本スノーモービル選手権はレース以外にも注目してほしいところがあるので紹介します!
気になるライダーに会いに行く
スノーモービル界には気さくなライダーが多いので、会場内で見つけたらぜひ声をかけてみてください!
一緒に写真を撮ってもらったり、サインをもらったりできる他、選手によっては配布用のポスターや応援グッズを用意しているので、運が良ければもらえるかも。
なお、レース前や直後は準備などでバタバタしているので、声をかけるのは控えましょう!
レースマシン(スノーモービル)の見学
レース参加者がマシンを整備したり準備を整えるパドックエリアを無料で見学できます!
各選手のマシンを間近で見ることができるチャンスです。
初めて間近でマシンを見る人は、きっとその大きさに驚くと思います!
トランスポーターの見学
スノーモービルを運ぶ車両「トランスポーター」は、スポンサーロゴをあしらったり派手な装飾が施されりしたカッコイイものばかり。
こういうところからもモータースポーツの大会らしい雰囲気を感じられますよ!
アチーロのポップアップストアに立ち寄ることもお忘れなく!
レース会場にてアチーロのポップアップストアを出店するので、そちらにもぜひ足を運んでください!
当日は、ブーツやヘルメットやワンピースなどのスノーアイテムを中心にラインナップします。
あと、ポップアップストア限定でセール品も用意する予定なのでお楽しみに!
全日本スノーモービル選手権は、手に汗握るレースと感動的なドラマがきっと観られるので、ぜひご来場ください。
みなさまにお会いできること楽しみにしています!
大会概要
- 場所:ロッテアライリゾート
- 住所:新潟県妙高市両善寺1966 ロッテアライリゾート
- レース日程:1月28日前日走行、1月29日 10時~決勝レース
- 観戦料:1,000円 ※中学生以下無料
▼1月と2月のアチーロ本店の営業予定はこちら
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